森林破壊フレーバーのオレオはお好き?

なめらかなバニラクリームがサクッとしたチョコレートのクッキーにサンドされたお菓子といえば、みんなあのクッキーの姿が頭に浮かぶのではないでしょうか?

そう、オレオです。

実は、子どもから大人までファンの多いオレオが、森林破壊に関係していて、その森で暮らすオランウータンのような野生動物たちに影響を与えていることを知っていましたか?

え、オレオがオランウータンを苦しめてる?…ウソでしょ。

ウソだったらいいのですが…。

グリーンピース・インターナショナルの調査で、オレオやリッツを作っている世界的メーカーのモンデリーズ(日本ではオレオやリッツは別の会社から売られているのでこの名前はほとんど知られていませんが、作っているのがこの会社なのです)は、森を壊してオランウータンたちを絶滅の淵に追いやっている業者からパーム油を調達してお菓子を作っていることが明らかになりました。

オランウータンたちが、クッキーのために死んでいるのです。

森林破壊フレーバーのオレオはお好き?

グリーンピースUSAは、シカゴ近郊にあるオレオを作っているメーカー、モンデリーズの本社に、「森林破壊フレーバー」のクッキーを届けました。森を壊すパーム油を買うのをやめるように伝えるためです。

森林破壊フレーバーのオレオはお好き?

10年ほど前モンデリーズは、2020年までにサプライチェーンで森林破壊と人権侵害が起こらないようにすると約束しました。でもモンデリーズは、今でも熱帯雨林を壊す業者から買ったパーム油を使っています。

私たちの最新の分析では、2015年から2017年までの間で、モンデリーズが取引している22の業者が、70,000ヘクタールもの熱帯雨林を破壊していることが明らかになりました。東京23区と同じくらいの面積です。そのうち25,000ヘクタールは、オランウータンのすみかでした。

森林破壊フレーバーのオレオはお好き?

モンデリーズは、「正しく作られたお菓子」を消費者に届けることを約束しています。森を焼き払って大量のCO2を排出し、オランウータンを絶滅に追いやるパーム油は、まったく「正しく」はありません。モンデリーズは、パーム油の多くを、世界最大のパーム油企業で、最も環境影響の大きいパーム油企業であるウィルマー・インターナショナルから買っています。

世界的な大企業であるモンデリーズには、熱帯雨林を守る責任があります。「正しく作られたお菓子」を届けるという私たちへの約束を守って、持続可能なパーム油を提供できるようになるまでウィルマーからパーム油を買うのをやめることが必要です。モンデリーズのような大企業が森を守るために動けば、他のブランドもモンデリーズのリードに従って、森を壊すパーム油を避けることが当たり前になっていくでしょう。

森林破壊フレーバーのオレオはお好き?

私たちが力を合わせれば、インドネシアの熱帯雨林を守ることができます。そのためには、あなたの力が必要です。私たちの大きな声が届けば、モンデリーズはウィルマーからパーム油を買うのをやめて森林破壊に繋がるパーム油を使うのをやめることを選ぶでしょう。

変わらなければいけないのは、オレオのモンデリーズだけではありません。産業全体です。そして私たちは、この変化を見届けるまで、決してキャンペーンをやめません。

パーム油は、熱帯雨林を壊し、野生動物を絶滅の危機に追いやり、地元の人々の人権を侵害しなくても、作ることができます。インドネシアの森を守るために、あなたもここから署名してください。

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