みなさんの大好きな食ベ物が、気候変動の影響によりもはや存在しなくなるかもしれない、ということを想像したことはありますか?残念ながら、そんな事態が現実にありうるのです。
ご紹介する5つのなかに、あなたの好きな食べもの、必ずあるはずです。
1.チョコレートはすでに気候変動の餌食に
今まで長年カカオ豆を栽培するのに最適な気候であった諸地域で、既にカカオ豆の収穫量が減少しつつあります。チョコレート製造会社は被害を減らすために気象予報士まで採用して、変わりゆく様々なお天気パターンの影響を調査させているのです。企業側は、気候変動がチョコレートの生産量や製品の品質に影響を及ぼしていることを、既に認識しています。
2.フライドポテトが嫌いな人なんているでしょうか?またはポテトチップスやベイクドポテト、マッシュポテト、ポテトグラタンなど…きりがありません!
気温が上昇傾向にあるため、農業従事者は既により標高の高い土地でのジャガイモ栽培を導入せざるをえなくなっています。標高の低い土地では、食物が環境の変化に適応していない場合、病気が猛威をふるい害虫が異常発生してしまっているのです。ジャガイモは米と小麦に次いで、世界で三番目に重要な食用作物です。ジャガイモが作れなくなったら、ジャガイモ栽培で生計を立てている何百万もの農業従事者にとって、それがどんなことを意味するのか、みなさんも想像できるでしょう。
3.朝起きたてに飲むおいしいコーヒー
コーヒーを栽培する世界中の大規模農場で、栽培者がきのこや菌類に関する様々な事例を処理することがますます増えています。気温が上昇するにつれ、所有する農場に新種のきのこや菌類が繁殖しだしているからです。今、行動を起こさなければ、世界中の人々が一日をスタートするとき気分をあげてくれる飲み物を、コーヒーとはまた別に探さなければならなくなるかもしれません。
4.人生最後のアボカドはいつ?ひょっとしたらもう食べてしまったかも
アボカドは天候に左右されやすく生育が遅いので、とりわけ気候変動には敏感です。この多肉質で油脂の多いおいしい食材が発育するには、熱と干ばつが大敵となるのです。
5.最後に、一番懸念すべき問題について話しましょう。= ビールの話です。
ホップと大麦はビールを醸造するための最重要原料です。乾燥穀物を作るには寒い冬と暑い夏が必要になりますが、残念ながら暖冬化が進むにつれ、ホップや大麦を栽培している農場の業績は失速してきました。キンキンに冷えたビールなんて、やがて消えてしまう可能性だってあるのです。
そう、この通り、気候変動と戦わなければならない理由はたくさんあります。
私たちの地球と大好きな食べものを存亡の危機からまもり、それらが次の世代へも引き継がれていくように、アクションを起こしましょう。